子どもの生活リズムを整えるのは簡単に思えて、実はとても大変ですよね。
私も子どもを寝かしつけた後、家事をしているとあっという間に日付が変わってしまっていて慌てて寝ることも多いです。
それなのにも関わらず、子どもは元気に早起きしていて「もうこんな時間?まだもう少し寝ててよ…」とイライラしてしまう経験、子育て中の方ならあるのではないでしょうか?
ここでは、子どもが遅く寝ても早起きしてしまう原因や対処法、子どもの睡眠不足による弊害はあるのかなどをご紹介します。
子どもはどうして遅く寝たのに早起きするの?原因は?
遅い時間に寝たのに、朝早く起きる我が子を見ていると「なんでこんなに早起きなんだろう」と疑問に思いますよね。
睡眠時間が短いと、体調にも関わってくるのでは?と心配になります。
子どもによって睡眠時間は様々で、短い時間で十分回復する子もいればそうでない子もいるということを頭に入れておきましょう。
それではどんな原因があるのか見ていきましょう!
早起きの原因はもしかしたら暑い?部屋の温度や湿度の確認を!
子どもが早く起きる原因の1つとして、部屋の温度や湿度が最適ではない場合があります。
子どもは大人よりも体温が高めなので、大人が適温だと感じても子どもにとっては暑いと感じることもあります。
暑さからの寝苦しさで、早く起きてしまうこともあるので、寝る前に部屋の温度と湿度を確認しましょう。
夜と翌朝では気温がグッと下がることもあるので、配慮してくださいね。
早起きの原因は排泄?トイレとの関係性!
トイレトレーニングをし始める年齢の子は朝早く起きることが多くなります。
夜はまだオムツをしているという場合、おしっこをオムツでしてしまい不快に感じて早く起きてしまうことがあるのです。
子どもを寝かしつけた後、ママやパパが寝る前にオムツをチェックしておくと良いかもしれません。
オムツが汚れていたら、寝ていても替えてあげることで少しは不快感がなくなりますよ。
子どもが遅く寝ても早起きしてしまうときの対処法は?
原因がわかれば、対処することができますよね。
まずは我が子をしっかり観察して、原因を見つけましょう。
これかな?と思い当たるものがあれば、どうするのが良いのか考え対処することで、少しは睡眠時間が長くなるかもしれません。
子どもの昼寝を短めにしてみる
早起きする原因だけでなく、遅寝してしまう原因を考えるのも大切です。
基本的には「早寝早起き」が良いとされているので、子どもが早く起きてしまってイライラするのもわかりますが、遅寝の原因も一緒に探っていきましょう。
遅寝の原因の1つとして「昼寝の時間が長い」ということがあります。0〜2歳児は年齢的にも体力的にも昼寝が必須です。
昼寝の時間が長すぎたり、昼寝をし始める時間が遅くなると、どんどんリズムが崩れ遅寝の原因になります。
それによって、生活リズムが整わず早起きしてしまう可能性もあるので、まずは昼寝の時間や長さを改めてみましょう。
子どもの体力発散させる
子どもは大人が思っているよりも体力があって、ママやパパの方が疲れてしまっている…ということもありますよね。
2歳の娘を持つ私も、夕方にはげっそりしてるくらいです。子どもは疲れていないと「眠たいモード」に入ることができません。
体力が余っていると「まだ遊びたい!」という気持ちが勝ってしまうのです。
なので、思いっきり体力発散できる遊びをしましょう!それによって疲れてぐっすり眠ることができるようになるかもしれません。
子どもの就寝前は静かな遊びをする
子どもの体力を発散させる遊びは、ぐっすり眠るためにも必要になってきますが、寝るために寝室へ入った時には静かに入眠できるようなサポートをしましょう。
就寝前に激しい遊びや、テレビを見てしまうと覚醒してしまい、質の良い睡眠を取ることができません。
脳が興奮状態になると寝つきが悪くなるのは大人も同じですよね。
就寝前は静かに絵本を読んだり、手遊びをしたりと親子でゆったりとした時間を過ごしましょう。
子どもの睡眠時間が短いと、こんな弊害が!
遅寝早起きということは、子どもの睡眠時間がとても短いということになります。
睡眠時間が短いと、色々な弊害が出てくることを知っておきましょう。
子どもの成長に睡眠はなくてはならない存在なので、なるべく「早寝早起き」を意識して生活することが大切になってきます。
遅寝だと成長ホルモンに影響が出る
成長ホルモンが分泌されるのは「22時から翌朝の2時」と言われています。
そのため22時には深い睡眠に入っていることが理想的です。
深い眠りにつくまでには2時間かかると言われているので、子どもの入眠時間は20時頃が最適ということになります。
成長ホルモンが分泌される時間帯に十分な睡眠を取れていないと自律神経が乱れたり、情緒不安定になったりと体に不調が出ます。
遅寝早起きで睡眠不足になると知能的な遅れが出る場合も
遅寝早起きで睡眠時間が短いと、機嫌が悪くなりやすかったりしますよね。
自律神経が乱れてしまい、しっかりと確立していないことで体温調節がうまく出来ない体質になる可能性もあります。
また、3歳までの時期は前頭葉の神経ネットワークが急激に作られる時期でもあるので、睡眠不足によってこれがうまくいかないと知能的な遅れが出てくる場合もあります。
自律神経系や脳神経系の発達には十分な睡眠が必要不可欠なのです。
まとめ
遅寝早起きだと、子どもも親も睡眠不足になってしまい良いことがありませんよね。
まずは我が子の早起きしてしまう原因を考えてみましょう。原因がわかれば対処することができるので、あとは質の良い睡眠ができるようにサポートしていくことが大切になってきます。
早起きしてしまうことだけでなく、遅寝の原因も改善することが大切なので、親子で生活リズムを見直していくのが一番良いでしょう。