「ひやむぎ」と「そうめん」の違いとは?色のついた麺はなぜあるの?


夏場の麺料理といえば「冷麦(ひやむぎ)」「素麺(そうめん)」が定番ですよね。

大勢の人が来ても簡単に作れて美味しい「ひやむぎ」と「そうめん」。しかしこのふたつの違いについて疑問に思ったことはありませんか?

そこで今回は「ひやむぎ」と「そうめん」の違いやピンクや緑の色のついた麺はなぜあるの?といった謎について紹介します。

最後にみんなが盛り上がるオススメの「流しソーメングッズ」も紹介します。

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「ひやむぎ」と「そうめん」の違いは麺の太さ

「ひやむぎ」と「そうめん」の違いは、簡単に言うと麺の太さが違うだけです。

作り方にもよりますが、機械で製造する「乾めん類」は、その定義を「小麦粉、そば粉又は、小麦粉若しくはそば粉に大麦粉、米粉、粉茶、卵等を加えたものに食塩、水等(かんすいを除く)を加えて練り合わせた後、製麺し、乾燥したもの。」としています。

乾めん類にはそば粉で作る「そば」の他に、小麦粉を使った「ひやむぎ」、「そうめん」、「うどん」、「きしめん」がありその違いは麺の太さだけです。

日本農林規格(JAS規格)の『乾めん類品質表示基準』では、機械で作られた麺の太さの定義(基準)を

そうめん:直径1.3mm未満
ひやむぎ:直径1.3mm以上1.7mm未満
うどん:直径1.7mm以上
きしめん:4.5mm以上、厚さ2.0mm未満

に分類されます。

ちなみにそばには太さの定義(基準)がありません。

手作業によって作る「手延べ麺」の場合は、「ひやむぎ」と「そうめん」に麺の太さの違いがなく、直径1.7mm未満で丸棒状に成形したものを「手延べひやむぎ」または「手延べそうめん」と呼びます。

こちらも麺の太さが1.7mm以上になると「手延べうどん」になります。

手延べ麺は、手延べ干しめんJAS規格『手延べ干しめん品質表示基準』で麺の太さを定めています。

色のついた麺はなぜあるの?

麺の中に数本しかないピンク色や緑色、黄色の色のついた麺は、元々は「ひやむぎ」と「そうめん」を区別する目的がありました。

色のついた麺が入っている方が「ひやむぎ」、入っていない方が「そうめん」でした。

しかしこの見分け方は1980年代後半頃までで、現在はそうめんでも色のついた麺を混ぜている場合があります。

近年の色つき麺の目的は、食べる人(特に子供)が喜ぶことや見た目で楽しんでもらいたいという想いからに入れています。

ちなみに色のついた麺と白い麺に味の違いはありません。

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メーカーによっては「ひやむぎ」と「そうめん」の両方に色麺を入れていますし、昔の風習のまま「ひやむぎ」だけに色麺を使っている場合もあります。

また両方とも白麺だけのメーカーもありますので、現在は色のついた麺で「ひやむぎ」と「そうめん」を見分けることはできません。

この他にもクロレラ粉末を混ぜた緑色「グリーン麺」など全体に色がついた麺があり、最近は各地の名産を使った「ひやむぎ・そうめん」がたくさんあります。

昔は麺の断面にも違いがあった

製麺方法が機械化される前までは、手作業による手延べ麺が一般的でした。

この時代は製法にも違いがあり、ひやむぎは生地を薄く伸ばしてから細かく切るため断面が「四角■」、そうめんは手延べ工程により生地を細くするため断面が「丸く●」なっていました。

現在はほぼ同じ製法で作られているため、断面で違いを見分けることはできません。

流しそうめん(流しソーメン)のオススメグッズ

流しそうめんは竹を半分に割ったレールを使って、行うことが多いようですが、ある程度の人数がいないと盛り上がりませんよね。

そこでぜひオススメしたい流しそうめんグッズは、タカラトミーアーツから発売されている「ビッグストリーム そうめんスライダー ナイトプール」です。

5つのLEDライトが搭載され、7色のカラーで流しそうめんを家庭で楽しみことができます。

このスライダーは「世界流しそうめん協会」が認定した公式商品です。

SNS映え(インスタ映え)すること間違いなしのオススメグッズです。

あとがき

「ひやむぎ」と「そうめん」の違いについていかがでしたか?

機械で作られた麺は太さで違いがあり、手作業の手延べ麺は太さの違いがなく、生産する人によって区別していることがわかりました。

暑くて食欲がない時でも、気軽にツルツルっと食べる事ができ、みんなで盛り上がりたい時には流しそうめん(流しひやむぎ)でも楽しむことができます。

子供の頃は色がついた麺があるだけで嬉しかった記憶がある「ひやむぎ・そうめん」は夏には欠かせない麺料理ですね!

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