違いがよくわからない料理と言えば「チャーハン」、「ピラフ」、「焼き飯」ですよね。
イメージは中華料理が「チャーハン」と「焼き飯」で、洋風料理だと「ピラフ」ではないでしょうか?
また、お米が「パラパラ」や「しっとり」などで違いがあるような気もします。
そんな疑問を解決しようと思い調べてみました。
おまけにドライカレーがどれに該当するのかも紹介します!
チャーハン、ピラフ、焼き飯の違いとは?
チャーハン、ピラフ、焼き飯の違いを簡単に説明すると、炊いたお米を使うか、炊く前のお米(生米)を使うかの違いです。
炊いたお米を使うのはチャーハンと焼き飯
「炊いたお米を油で炒める」料理がチャーハンと焼き飯です。実はこのふたつ呼び方が違うだけで一緒です。諸説ありますが...
家庭では冷めてしまった残りご飯を使います。これは炊いたお米ですね。
この他にもトマトケチャップで味付けするとチキンライスになります。
また、インドネシアとマレーシアの焼き飯はナシゴレンと呼びます。
炊く前のお米を使うのはピラフ
「炊いていないお米と具材を油で炒めてから出汁(スープ)で炊く」料理がピラフです。
ピラフはトルコ料理の「ピラウ」が語源です。
ピラウが各地に伝わってインドでは「プラオ」、イランでは「ポロウ」、ウズベキスタンでは「パラフ」、フランスでは「ピラフ」になりました。
スペイン料理の「パエリア」とイタリア料理の「リゾット」もピラフが由来とされています。
これらの料理は全て、炊く前のお米を炒めてからスープで炊きます。
日本の「炊き込みご飯」もお米と具を一緒に炊きますが、その由来はもしかしたらトルコの「ピラウ」だったのかもしれませんね。
ドライカレーはチャーハン、ピラフ?
ドライカレーはチャーハンとピラフどっちも正解です。
実はドライカレーの定義はあいまいで3つのスタイルがあります。
挽き肉タイプ
キーマカレーは挽肉と野菜を炒め、カレー粉で風味をつけ、スープで味付けをしてから煮詰めて水分を減らします。
煮詰めて水分が少ないカレー料理だからドライカレーと呼びます。
挽き肉で作るキーマカレーは日本で独自に発展した料理です。
本場インドのキーマカレーは「挽肉のカレー料理」という意味で特定の調理法はありません。
チャーハンタイプ
チャーハンタイプのドライカレーは、ご飯を炒める際にカレー粉を混ぜます。
家庭ではカレー粉を使わずに「ドライカレーの素」で作る人も多いのではないでしょうか。
ドライカレーと呼ばずに「カレーチャーハン」と呼ぶ場合もあります。
ピラフタイプ
炊く前のお米とカレー粉を具材と一緒に炒めてから炊いたカレーピラフもドライカレーと呼びます。
炊飯器を使ってカレーピラフを作る簡単レシピもあります。
あとがき
チャーハンとピラフの違いについていかがでしたか?
チャーハンと焼き飯の違いは諸説ありますが、この記事では同じ料理として紹介しました。
家庭では残ったご飯を利用して作る場合が多いので、家で食べるのはチャーハン(焼き飯)ですね。
ドライカレーを作る場合も「ドライカレーの素」や「冷凍食品」を使うことが多いのはないでしょうか?
結局、美味しいご飯だったら細かいことは気になりませんね。