みなさん、タテガミオオカミとはどんな動物なのかご存知でしょうか?ちなみに筆者は初めて聞きました!
タテガミと長い脚が特徴のタテガミオオカミとはどんな動物なのかこれから掘り下げていきましょう!
タテガミオオカミとは?
タテガミオオカミは哺乳網(ほにゅうもう)ネコ目イヌ科タテガミオオカミ属に分類される食肉類(しょくにくるい)とありますが、つまりはイヌ科動物であり生息地は南米です。
首から背中にかけて長い毛が伸びており、それがタテガミオオカミの名前の由来だと言われています。
タテガミオオカミはオオカミではない!?
タテガミオオカミはオオカミと付いていますが、オオカミとは遺伝子的に別の種類になるそうです。
一般的にオオカミと呼ばれているのは、イヌ科イヌ属のタイリクオオカミという種類で、タテガミオオカミはイヌ科タテガミオオカミ属で一属一種と呼ばれる種類なんです。
ではタテガミオオカミに一番近い種類は何かと言うと、なんと「キツネ」だそうです。
しかしキツネも遺伝子的には違う種類のようで、タテガミオオカミは独立した存在のようです。
タテガミオオカミの生態
タテガミオオカミはオオカミとは違うというのが分かりましたが、その生態についてはどうなのでしょうか?
肉食類とありますが、食性(しょくせい)は雑食(ざっしょく)のようです。
小型哺乳類(こがたほにゅうるい)や爬虫類(はちゅうるい)、両生類(りょうせいるい)、魚類(ぎょるい)、昆虫(こんちゅう)、貝類(かいるい)、果実(かじつ)などを食べているそうです。
完全に肉食なオオカミとはまた異なりますね。
夜行性で、群れで生活するオオカミとは違い、タテガミオオカミは単独で生活するようです。
繁殖期(はんしょくき)になるとオスとメスがペアになって生活します。そして、子供が産まれると父親も子育てに参加するようです。
生息地は主に低い木が多く、見晴らしの良い草原や沼地で、茂みの中から獲物を探しています。
大きさは、オオカミが体長100~160cm、体重25~50kgなのに対しタテガミオオカミが体長122~132cm、体重20~23kgとオオカミの方が大きめなようですね。
タテガミオオカミの特徴
タテガミオオカミの最大の特徴と言えば細くて長い脚です。地面から肩までの長さは72~90cm。
オオカミは地面から肩まで60~90cmですので、さほど変わらないように思えますが、体重差で見るとタテガミオオカミの方が身軽ですらっとした脚をしているのです。
足の速さはチーター並み!?
身軽ですらっとした長い脚を持つタテガミオオカミは走るのがとても早く、最高速度は時速90km!
これは地上最速と言われているチーターの時速120kmの次に早く、地上ナンバー2になります。
しかし、持久力で言えばチーターよりもタテガミオオカミの方があるので、長距離走で言えばタテガミオオカミがナンバー1と言えるでしょう。
タテガミオオカミは飼えるの?
さて、ここまで読んでいただいてタテガミオオカミに興味が湧いた方もいらっしゃるかと思います。
タテガミオオカミは飼えるのか?
タテガミオオカミの性格的には、凶暴性は無いようで幼い頃から育てれば飼い慣らせるようです。
しかし、タテガミオオカミは野生動物保護のためにある「ワシントン条約」に登録されているので、取引するにも国の許可が必要で個人的に飼育することはできません。
また生息地の開発や害獣(がいじゅう)としての駆除(くじょ)により数が減少し、放置していたら絶滅する可能性もあります。
あとがき
今回タテガミオオカミについていろいろな事を知る中で、驚く事がたくさんありました。
みなさんはどうだったでしょうか?
タテガミオオカミについて知らなかったように、世の中にはまだまだ私たちの知らない事がたくさんあります。
タテガミオオカミの事を調べていく中で、チーターの次に足が速いことも知り、また絶滅の危機にあることも知りました。
自分の知らない事を一つでも多く知ること、知ろうとすることは大切なことだということも知ることができました。
そんなみなさんのお役に少しでも立てたなら嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。