メガネグマがいる日本の動物園は3園だけ!暑さ対策が衝撃的と話題!

目の周りの白い毛がメガネに見えることからその名がついたメガネグマ(和名)、英名「Spectacled bear」は「眼鏡をかけた熊」という意味です。

個体によって模様に特徴があり、顔を覚えやすい動物です。

日本の動物園ではわずか3園にしかいない希少なクマです。

動物園で飼育されているメガネグマの暑さ対策が、野生を忘れて無防備になっている話題になったこともあります。

今年もその衝撃的な姿を見せてくれるのでしょうか?

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メガネグマとはどんな動物?

メガネグマはネコ目クマ科メガネグマ属に分類されるクマです。

メガネグマ属はメガネグマ1種のみで構成され南米に生息する唯一の熊です。

分布はエクアドル、コロンビア、ペルー、ベネズエラ、ボリビアのアンデス山脈で標高1800~3000mにある湿った森林に生息しています。

標高の高い草原地帯や砂漠、乾燥している森林でも生息している個体もいます。

アンデス山脈に沿って生息しているため「Andean bear(アンデスの熊)」と呼ばれています。

体長は120~210cm、体重はオスが130~200kgでメスが35~65kgです。

目や鼻の周りから胸にかけて白くなっているのが特徴で、学名「Tremarctos ornatus」の「ornatus」「装飾された」という意味があります。

夜行性で、昼間は大木の下や樹洞(木の内部にできた洞窟状の空間)、木の上に枝で作った巣などで休んでいます。

雑食で果実や木の葉、樹皮、昆虫、小型哺乳類などを食べますが、主食は植物です。

肉は食事全体のわずか5%です。

ツキノワグマやヒグマと違って、メガネグマは冬眠(冬ごもり)をしません。

妊娠期間は160~225日で、1回に1~3頭を出産します。

寿命は、飼育下では最長36年5ヶ月の生存記録がありますが、野生の寿命は研究されていません。

メガネグマは絶滅危惧種

ワシントン条約では、絶滅のおそれのある動物(附属書I)として保護されており、レッドリストカテゴリーでは、絶滅の危険が増大している種(VU)になっています。

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野生では約3000頭といわれ、日本でもわずか3ヶ所の動物園でしか飼育されていません。

生息数減少の原因は、開発による環境破壊や毛皮目的の密猟、トウモロコシ畑や家畜を守るための害獣駆除で生息数が減少しています。

主に植物を食べますが、牛や馬、鹿、ラマを襲うこともあり南米大陸では最大の肉食動物です。

メガネグマは天敵の人間を避け、見つかる前に木に登って隠れますが、母グマが子グマを守る時は、人間を襲う場合があります。

メガネグマの暑さ対策

メガネグマの夏の暑さ対策は、プール(水風呂)に入るのが一般的ですが、よこはま動物園ズーラシアのサブパドックで2017年に撮影されたメガネグマの暑さ対策が衝撃的と話題になりました。

「完全に野生を忘れている」や「じゅうたんみたい」、「肉球がかわいい」、「人が中に入っているの?」などそのかわいい姿に衝撃を受けました。

メガネグマがいる動物園

繰り返しになりますが、日本国内で飼育されている動物園を紹介します。

よこはま動物園ズーラシア(神奈川県)

Twitterで話題になった「ルイス(オス)」に会う事ができます。

展示されていない個体もいますが、国内では最も多いメガネグマを飼育しています。

東山動植物園(愛知県)

「キリシマ(オス)」「ミカエラ(メス)」の2頭を飼育しています。

天王寺動物園(大阪府)

「ダイスケ(オス)」「プッペ(メス)」の高齢夫婦を飼育しています。

あとがき

メガネグマを飼育している動物園は、ズーラシア、東山動植物園、天王寺動物園のわずか3園です。

ズーラシアのルイスくんの暑さ対策が2017年は話題になりました。

今年2018年もかわいい姿を見せてくれくれることを期待しましょう!

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