観光スポットでお馴染みとなった、バイクのライダーさん同士の挨拶「YAEH!(ヤエー)」。
道路ですれ違うときに、片手を上げたり手を振ったりして行う挨拶ですが、そもそも何が由来で始まったのでしょうか?また、ヤエーに決まりや注意点はあるのでしょうか?
今回は、ヤエーをしたいけど正しいやり方がわからないライダーさんのために、その由来と注意点をご説明します!
「YAEH! (ヤエー)」の由来は?
ヤエーを英語で書くと、「YAEH!」。何かに似ていると思いませんか?そう、元々の語源は「YEAH!」という英語の挨拶で、それの表記ミスが広がりヤエーになりました。
つまり、海外で先に行われていたバイクのライダー同士の挨拶が、日本でも行われるようになったわけです。
元々は、すれ違う相手にピースサインを送り、お互いの安全を祈る挨拶として行われていました。
しかし今はピースサインに限らず手を振ったり面白いパフォーマンスをしたり、相手がどんな挨拶をしてくれるのかを見るのも楽しいものになりました!
「YAEH! (ヤエー)」をやってみよう
ヤエーについてどんなものか分かったところで、早速やってみよう!と思ったライダーの皆さんに、実際どこでやればいいのか?どうしたらいいのか?をご紹介します。
「YAEH! (ヤエー)」はどこでやるの?
ヤエーはすれ違う相手との挨拶ですが、住宅街や街の中で行なっている姿はあまり見かけません。
基本的には観光地や定番のツーリングスポットなどで行い、逆にそこではバイクのライダーのみではなく自転車のライダーともやりとりすることもあります。
絶対にここでしてはいけない、などという決まりはありませんが、元々が安全祈願の意味を込めて行う行為なので、長時間運転することが多い場所でヤエーを行うことが多いのかもしれませんね。
「YAEH! (ヤエー)」のやり方
ヤエーのやり方に決まりはなく基本的には自由です。
左手をあげてピースサインを作ったり手を振ったりするライダーさんが多いですが、その理由としては、元々海外から伝わったこの挨拶、海外では車両は右側通行のため、対向車線から見えやすいのが左手であったからだと言われています。
ご存知の通り日本では車両は左側通行ですので、右手で行ったほうが相手には見えやすいという事になります。
しかし、バイクの運転中に右手を離すということはアクセルを離す事になるので、スピードはだんだん落ちていきます。
どちらの手でしなければいけないという決まりはないので、状況に応じて行うのがいいですね!
たまに、両手をあげるライダーさんも見かけますが、スピードが出ている中両手をあげるのは危ないですのでやめておくことをお勧めします(笑)
ちなみにタンデム中は、後ろの人も一緒にヤエーをする事が多いので、そこにも注目すると面白いかもしれません!
「YAEH! (ヤエー)」の注意点
基本的に自由に行う挨拶のヤエーですが、注意してほしいことがいくつかあります。
まずは安全第一!
ヤエーは絶対にしなければいけないわけではありません。
ヤエーのために手を離したらコントロールが効かなくなってこけてしまった…なんてことがあったらシャレにならないですよね。必ず安全を確認してから行いましょう。
例えばクラッチ操作やブレーキ操作の途中、カーブや砂利道、大雨など手が離せないときには無理に行ってはいけません。心の中で挨拶をしましょう。
安全に運転できている上での相手への安全祈願の挨拶、それがヤエーです!
ヤエーを返してくれなくても怒らない
ヤエーをしたのに相手が返してくれなかった!
そんなこともありますが、怒ってはいけません。前述したように、ヤエーは安全を確保した上で行うもの。
相手が操作中の可能性があります。お互い様ですので、気にせず進みましょう。
また、ライダーさんによっては、「自分はスポーツタイプのバイクに乗っているからアメリカンタイプのライダーには挨拶しない」など、タイプの同じバイクにしかヤエーを行わない人もいるので、理解しておきましょう。
まとめ
今回はライダー同士の挨拶「YAEH! (ヤエー)」について、その由来と方法、注意点をご紹介しました。
皆さんも、この挨拶をしながら、楽しくツーリングを行なってくださいね(^ ^)