妊娠がわかってから、安定期に入ると「安産祈願」に行く方が多いです。妊娠してみて初めて「安産祈願はどうやって行うものなの?」と知らなかったことに気付く人もいますよね。
ここでは安産祈願はいつ誰と行くのか、初穂料の相場やのし袋の種類と書き方をわかりやすくご説明します。
母子ともに健康で出産を迎えるためにも、ぜひ参考にして安産祈願を行ってみてくださいね。
安産祈願はいつ誰と行く?
神社に安産祈願へ行く時、誰と行くのが良いのだろう?と迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。夫と?実母と?はたまた義母も?と誰と一緒に行くのが正解なのだろうと考えてしまいがちですが、一般的に夫と一緒に行ったという人が多いようです。
誰と行くかは決まりが無く自由で良い
両家の両親は呼んだ方が良いのかなど色々と気を利かせなくてはいけないと、悩んでいる人もいるかと思いますが、安産祈願自体は「誰と行くかは自由」です。
絶対にこの人を連れてこなくてはいけない、といったことはないので妊娠している自分が「一緒に安産祈願をしたい」と思える人と一緒に行きましょう。
人数が多くなると予定を合わせるのも大変になるので、夫と二人で行ったという人が多いですよ。
安産祈願は「妊娠5ヶ月目の戌の日」に行う
安産祈願をいつ行うかですが、基本的に安定期に入った妊娠5ヶ月目の戌の日(いぬのひ)に行います。
戌の日というのは、十二支に出てくる戌を示していて、比較的お産が軽く、一度にたくさんの仔犬を出産する戌の力にあやかって、暦で設定された日のことを言います。
その月によって戌の日はバラバラなので、自分が妊娠5ヶ月目に入る月の戌の日を調べておきましょう。
自分の体調優先で安産祈願をする
安産祈願は必ずしもしなくてはならない、というわけではなく古くからの慣習なので、気にしないという人はそれなりにいます。
また、安定期に入ったからといって体調が万全というわけではありません。つわりが続いていたりお腹が張っていたりと、体が不調な場合は無理して安産祈願をしなくても良いのです。まずは自分の体調優先で、落ち着いてきた頃に安産祈願を視野に入れてみましょう。
安産祈願の初穂料や相場は?
安産祈願は神社で行いますが、初穂料や相場は住んでいる地域や神社によって変動があります。
初穂料(はつほりょう)とは、神社で祈祷してもらった際に「神様に奉納する金銭」として納めるお金のことをさします。大抵は近くの神社で安産祈願を行う人が多いので、安定期に入る頃一度調べておくと良いでしょう。
初穂料の相場は5000円〜10000円程度
安産祈願の初穂料の相場は「5000円〜10000円」が一般的と言えます。神社によっては、お気持ち程度で…というところもありますが、あらかじめ金額が設定されているところも多いです。
また、安産祈願は他の祈願に比べて金額が高く設定されているところもあるので、神社のホームページなどで確認すると良いですね。
安産祈願をしたら授与物を受け取る
神社によって授与物は様々なのですが、安産祈願になくてはならないのが「腹帯」です。安産祈願してもらった腹帯をお腹に巻くことで赤ちゃんを守ってくれるという大切な役割がある腹帯は、安産祈願の授与物ならでは。
また安産のお守りも一緒に授与されることが多いので、身につけておくと良いでしょう。
初穂料を納める時ののし袋の種類は?書き方はどうする?
初穂料を納める時は、のし袋に包んで納めるというしきたりがあります。地域によってはそのまま金額を払うところもあるのですが、用意しておいて損はありません。
のし袋に包んで納めるのは日本古来の風習なので、種類や書き方などを覚えておくと良いですね。
初穂料ののし袋
安産祈願は慶事でお祝いごとなので「水切が花結び」になっているのし袋を使用します。水切の色は紅白のものでも金銀のものでも、どちらでも大丈夫です。
のし袋にはいろいろな種類のものがありますが「あわじ結び」「結切」のものや「弔事用ののし袋」と間違わないようにしましょう。
のし袋の書き方
初穂料ののしの書き方は以下の通りです。
【表書き】
・初穂料または御初穂料と記入
・水切の下段には、夫婦の姓のみor夫婦の姓名を連名で記入
【中袋】
・中袋の表面には初穂料の金額を記入
・裏面には住所と夫婦の姓名を記入
一般的なのし袋の書き方と多くは変わりありません。安心して安産祈願を迎えるためにも、事前に用意しておきましょう。
まとめ
妊娠してからの日々は毎日赤ちゃんが無事に産まれてくるように、と祈っていますよね。
体調が安定して、安産祈願に出向くと改めて「母子ともに健康で出産できますように」と気持ちが強くなるはず。
一般的には安定期の戌の日に祈願するのが良いとされていますが、自分の体調を見て一緒に行く人との予定を合わせるようにしましょう。初穂料を納める時に慌てないためにも事前にのし袋の準備を忘れないでくださいね。