フルートのメンテナンス方法は?調整する頻度と自分でやるべき事は?

吹奏楽やオーケストラで人気の楽器、フルート。
憧れのマイ楽器を手にして、楽しく上手に吹けるように、毎日練習を頑張っている方も多いと思います。

でも、せっかく手に入れたマイフルートも、毎日練習後にしっかりメンテナンスしてあげないと、すぐに調子が悪くなってしまいます。

フルートをずっと使い続けたい!でも、少しでも長持ちさせるためは何をしたらいいの?というあなた!

今回はフルートのメンテナンス方法と、それぞれの頻度についてわかりやすくご説明します!

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フルートのメンテナンス道具を揃えよう!

フルートを毎日吹く上で欠かせないメンテナンス道具。まずは最低限の物を揃える必要があります。

これは必ず必要な物ですので、持っていない場合は早めに揃えた方が良いでしょう!

クリーニングロッド(掃除棒)

クリーニングロッドはポリシングガーゼを巻くための棒です。この棒にガーゼを巻きつけ、フルートの内側の水滴を拭き取ります。

最初にフルートを購入する際に、セットで付いてくことが多いですが、なければ必ず購入しましょう。

ポリシングガーゼ

ポリシングガーゼは先程ご紹介したクリーニングロッドに巻きつけて使います。ガーゼに水滴がつきますので、週に1回ほど洗濯しながら使うのが良いでしょう。

最近ではフルート用スワブという、ガーゼよりも傷をつけにくく水滴が多く取れる商品も発売されました!

私はコチラの商品を使っています。良かったら試してみてくださいね。

クリーニングペーパー、パウダーペーパー

クリーニングペーパーはキイの裏側、タンポという部分に溜まった水滴を吸い取る為に使います。キイの下にペーパーを挟み込み、カチカチと何回かキイを閉じて使いましょう。

パウダーペーパーはタンポがベタベタしていたら、同様に挟んで使います。

クリーニングクロス

クリーニングクロスはフルートについた指紋の拭き取りに使います。キイを曲げないように注意しながら、優しくふき取るようにして使ってくださいね。

キイオイル

キイオイルはキイポストという、キイとキイをつなぐ細い通路の割れ目部分に注入し、キイの滑りを良くするオイルです。

フルートのメンテナンスにオススメ商品は?

今までに紹介した物はフルートのメンテナンスに最低限必要な物で、使う頻度も高いです。

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次に紹介する物は、あると便利なオススメ商品です。

シルバーポリッシュ

シルバーポリッシュは、フルートのくすんだ銀や銀メッキのサビを取り除き、光沢をもたらすために、ガーゼやクロスに染み込ませて使う、クリームタイプの商品です。

シルバークリーナー

シルバークリーナーは同じく銀や銀メッキのサビを取り除くためのものですが、綿に染み込ませてあるタイプでクロスを汚さず使え、キイなど細かい部分にも使いやすいです。

デオドラント

デオドラントは楽器ケース内に入れて使う消臭剤です。オイルなどの臭いを取り除いてくれます。

変色防止布

変色防止布はその名の通り、楽器ケース内に入れることで金属の錆や変色を防いでくれます。

湿度調節シート

湿度調節シートも楽器ケース内に入れて使います。湿度を40〜60%に保ち、金属はもちろん、タンポやキイの劣化を防ぎます。

基本的にフルートのお手入れ用具は以上です。これらを組み合わせて、ピカピカ輝くフルートを維持できるように、次は基本的なお手入れ方法をご紹介します。

フルートのお手入れ方法。メンテナンスをしてみよう!

道具が揃ったら、いよいよお手入れです。でも、このお手入れも、良かれと思ってやり過ぎたり間違った方法でしたりしてしまうと、逆にフルートの状態を悪くしてしまいます。

メンテナンスは何をどのくらいの頻度で行えばいいのでしょうか?その方法を紹介します!

フルートメンテナンスの基本(頻度:高い)

フルートを吹いた後に片づける時、流れの中で当たり前のように行って欲しいことをまとめました。

1.まずはフルートを3つに分解
2.クリーニングロッドにガーゼまたはスワブを巻き付けて、それぞれの中に通し、内側の水分をふき取る
3.クリーニングペーパーを使ってタンポの水分を取り除く
4.クロスを使って、表面についた指紋や汚れをふき取る(この時ジョイント部分もふき取るのを忘れないように注意!)

ここまでしたら、ケースに直して保管します。毎回全部するのはめんどくさい…と思うかもしれませんが、慣れれば5分もかかりませんので毎回必ず行ったほうがいいです。

1つ注意して欲しいのは、汚れを取るのに必死になって力一杯キイを押さないこと。キイはとても繊細なので、曲がったりタンポが破けてしまったりします。

必要に応じてして欲しいこと(頻度:低い)

フルートのメンテナンスで頻度は低いですが、こんな場合は以下のお手入れを試してください。

キイオイルを差すタイミングは?

キイを押した時に「カチカチ」と音が聞こえてきたら、オイル切れです。そのタイミングでオイルを差します。

気がついたらオイルが切れていてキイが固まってしまった!ということが起きないように、月に1度は差したほうが良いです。

ポリッシュ、シルバークリーナーを使うタイミングは?

毎日クロスで拭いていても、だんだん黒ずんできてしまいます。汚れが気になってきたら、これらを使って拭いてあげましょう。

軽い力で十分取れるので、絶対無理な力を加えてはいけませんよ!

その他のメンテナンスは、基本ケースの中に入れておくだけなので、それぞれ半年に1回をめどに買い換えるといいと思います。

まとめ

今回は、フルートの自分で行うべきメンテナンス方法と頻度についてご紹介しました!

毎日の努力で、いい状態で楽器を保つことができますし、それがいい演奏にも繋がります。

とはいえ、繊細な楽器ですので、1年に1回はプロのリペアマンにメンテナンスに出すのも忘れずに行ってくださいね!

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