お盆休みの予定を立てるとき、気になる祝日山の日
8月11日は日付固定の為、曜日次第で大型連休になります。
13日からお盆休みでも、12日に出勤するのはモチベーションも下がりますよね。
では、なぜ8月11日が山の日になったのか?山の魅力は春夏秋冬、それぞれにあるのになぜ8月なの?いつから祝日になったのか?
由来や趣旨もあわせて、山の日を紹介します。
はたして今年2018年は連休になるのか?
いつから山の日が祝日?その由来は?
山の日が祝日になったのは2016年です。しかし祝日になるまでには長い歴史があります。
1961年の富山県立山で行われた登山大集会で『山の日をつくろう宣言』を宣言しました。
1991年の10月3日に『登山の日』として、日本山岳ガイド協会が集会を行いました。
1997年に山梨県が『山の日』を制定。各自治体に広まっていきました。
2010年に山岳5団体が集まり『山の日』制定協議会を発足して、活動を全国各地に広げました。
2013年4月に、日本山岳会をはじめとする多くの団体や既に山の日を制定していた地方自治体、山岳関係者などの意見を受け、議員連盟『山の日制定議員連盟』が設立されました。同6月には、富士山が世界文化遺産に登録されました。
2014年に祝日法の改正案を国会に提出し、衆議院・参議院ともに賛成多数で可決され、2016年に施行されました。
山の日が8月11日になった経緯
2013年6月に『山の日制定議員連盟』が開いた総会では、6月第1日曜日、海の日の翌日、お盆前、日曜日を祝日にするなど、4つの候補がありました。
この候補の中で、お盆休みと連続させやすい8月12日を祝日とする案が採用されました。
しかし8月12日は、1985年に御巣鷹山で日本航空123便墜落事故があり、祝日にふさわしくないことから、前日の8月11日に決定しました。
他には、漢数字の『八』の下に『11』と書いたときに、山の麓(ふもと)に木が2本立っているように見える説がありますが、強引に理由をつけた感じが否めません。
結果8月11日に決まっただけで、残念ながら意味はありません。
山の日の趣旨
日本は国土の約7割を山地がしめる山の国です。日本人は山に畏敬の念を抱き、水や植物・動物などの恩恵を受け、自然と共に暮らしてきました。山には、私たちの生活と深い関係があります。
山の日は『山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する』ことを趣旨としています。
2018年『山の日』
今年2018年の山の日は土曜日です。人によっては5・6連休になりますね。
多い人だと11日~19日まで9連休も夢じゃありません。
でも来年はチャンスがあります。8月10日が土曜日で、11日(日)が山の日、12日(月)が振替休日になります。
お盆休みが16日まである場合、17日(土)、18日(日)となり、夢の9連休です。
サービス業の人、連休が取れない人、ごめんなさい。
年によって、当たり外れがあるのが山の日です。
山の日記念全国大会in鳥取
2018年(第3回)の全国大会は8月10日~11日に、鳥取県の日本遺産『大山(だいせん)』で開催されます。
「神います山と共に生き、歩む~開山千三百年『山を守る聖地』大山から~」をテーマに自然保護の重要性や自然と共に生きることの素晴らしさをアピールしていきます。
気になった方は、ぜひ参加してください。
過去の『山の日記念全国大会』
2016年(第1回)長野県松本市上高地
大会テーマ「山と共に~人と自然がつながる社会へ~」
2017年(第2回)栃木県那須町
大会テーマは第1回と同じで「山と共に~人と自然がつながる社会へ~」です。
大会コンセプト“五感で満喫「とちぎの山」”
あとがき
まだ新しい祝日『山の日』。
今回調べてみて、山には四季折々でたくさんの魅力があることに、改めて気づかされました。
春は山菜。夏は登山。秋は紅葉ドライブ。冬はウインタースポーツ。
山がとても身近に感じる事が出来て良かったです。