2020年東京オリンピックで3祝日移動。祝日はどうなる?増える?

東京オリンピックが開催される2020年に限り、3つの祝日「海の日」「山の日」「体育の日」を移動させて、開会式前後は4連休閉会式前後は3連休になります。

これは「改正東京五輪・パラリンピック特別措置法」が、2018年6月13日に参院本会議で与野党の賛成多数で可決、成立したからです。

もともと10月にある「体育の日」を7月に変更するため、10月の祝日がなくなってしまい残念に思う人も多いのではないでしょうか?

しかし残念なことだけではありません。2020年は祝日が増える可能性があります。

それでは2020年の祝日がどうなるか見ていきましょう!

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2020年東京オリンピックに限り3祝日が移動する

2020年東京オリンピックの開会式は7月24日(金)です。開会式当日と前日を祝日にすることで、土・日とあわせてあせて4連休になります。

もともと7月第3月曜日にあった「海の日」開会式前日の23日(木)、10月第2月曜日にあった「体育の日」開会式当日24日に移動します。

閉会式は8月9日(日)です。翌日の10日(月)に、本来に11日にある「山の日」を移動することで、土・日・月の3連休にします。

祝日にすることで通勤や通学の人を減らし、交通の混乱や渋滞を緩和して警備を強化する目的があります

このように1年限りで祝日を変更するのは、1948年に祝日法が施行されてから初めてのことです。

問題点は?

今回の「改正東京五輪・パラリンピック特別措置法」で起きる問題点を考えてみました。

・10月の祝日がなくなる
・地方と首都圏の温度差
・パラリンピックの盛り上がり

やはり10月の祝日がなくなることが一番残念ですね。この時期は気温も落ち着き、ドライブや旅行、スポーツをするには最適です。

これにより秋の連休が稼ぎ時の観光施設や体育の日に関連する行事の変更などの問題が出て来ます。

また、本来休みだった日に学校や会社に行くのも、何だか損をした気分になってしまいます。

次は地方と首都圏の温度差です。交通混乱と警備強化は、首都圏メインの問題で地方には関係ありません。わざわざ祝日を移動してまでやる必要があるのか疑問です。

これで首都圏の渋滞は緩和されるのでしょうか?オリンピックは競技を観たい人も多いはずです。開会式・閉会式だけに人が集まるわけではありません。

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最後はパラリンピックの盛り上がりです。オリンピックにあわせて祝日が移動するため、国民の熱も閉会式が終わると冷めてしまいます。

どうせならオリンピック・パラリンピック開催期間中に自由に休みが取れるように働き方改革をして欲しいと思います。

この他にも本来の祝日の意味が失われるなどの問題もあり、疑問視されています。

体育の日がスポーツの日に改称

祝日法の改正により2020年からは「体育の日」から「スポーツの日」に名称が変わります。

オリンピック開会式は「スポーツの日」になる訳ですね。もちろん2021年からは10月第2月曜日に戻ります。

他にも改正スポーツ基本法により2023年からは国民体育大会(国体)から国民スポーツ大会に名称が変わります。

どちらも省略すれば「国体」ですが、どのように呼ぶのか気になりますね。

2020年祝日は増える?

2019年は祝日「天皇誕生日」はありません。

その理由は、4月末で今上(平成)天皇が退位して従来の祝日12月23日は平日になってしまいます。

そして5月から新天皇に即位する皇太子の誕生日は2月23日なので、2019年は「天皇誕生日」が無い年になってしまいます。

2020年からは2月23日が祝日「天皇誕生日」になります。

しかし、2019年の12月23日は平日になりますが、今までの例を見ると、明治天皇の誕生日が「文化の日」、昭和天皇の誕生日が「昭和の日」になっています。

このことからいずれ12月23日は祝日になる可能性があります。

大正天皇の誕生日が祝日になっていないのは気になりますが...

2020年は祝日が減る?

2019年の新天皇即位の日、5月1日がこの年に限り祝日になる案があります。

祝日法は前後が祝日に挟まれた平日は休日になります。

わかりやすく言うとオセロにようにひっくり返して全部休みになるということです。

例えば5月1日が祝日になった場合は、10連休の可能性があります。

4月27日(土)
4月28日(日)
4月29日(月)祝日「昭和の日」
4月30日(火)平日が休日になる
5月1日(水)祝日「新天皇即位」
5月2日(木)平日が休日になる
5月3日(金)祝日「憲法記念日」
5月4日(土)祝日「みどりの日」
5月5日(日)祝日「こどもの日」
5月6日(月)振替休日

こうなると2020年の休日は減ってしまいますね。

あとがき

2020年の東京オリンピックで移動する祝日をまとめると開会式前後は4連休、閉会式前後は3連休です。

そして2019年は祝日「天皇誕生日」はありません。2020年からは2月に「天皇誕生日」があります。

さらに5月1日が祝日になった場合は最大10連休の大型連休です。

2020年10月の祝日がなくなるのは残念ですが、今後祝日が増えると良いですね。

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