小暑(しょうしょ)は小さい暑いと書きますが、どのような意味や由来があるのでしょうか?
そして今年2018年はいつになるのか?
暑中見舞いを出す時期との関係は?
今回は、この『小暑』のについて意味や由来、暑中見舞いの時期について見ていきましょう。
小暑2018年はいつ?
日本では太陽の黄経(太陽が1年で動く経路の座標)が、105度になった日を小暑日としています。
小暑は毎年7月7日頃に訪れ、今年2018年は7月7日(土)です。
ちょうど七夕の日と同じですね。
七夕は毎年7月7日で決まっていますが、小暑は年によっては前後します。
最近で変わった年は、1987年が7月8日でした。
この次に変わる年は、2024年が7月6日になります。
また小暑は期間としての意味もあります。
小暑は※二十四節気(にじゅうしせっき)で見ると、立春から始まり11番目の期間となり、夏至と大暑の間にあります。
※二十四節気:1年を24等分して季節をあらわす暦
この様に期間をあらわす時は、小暑日から大暑の前日までとなります。
今年2018年は7月7日~7月22日
小暑の意味や由来
小暑は、先ほど見た通り二十四節気のひとつで、季節をあらわす意味があります。
※こよみ便覧には、小暑は「大暑来れる前なればなり」と記されています。
※こよみ便覧:1787年に出版された暦について書いてある書物
大暑は一年の中で最も暑い時期ですので、
簡単に言うと「本格的な暑さが来る前の時期」という意味になります。
小暑は、梅雨明けが近づき暑さが徐々に増してくる頃で、セミが鳴き始めるのもこの時期です。
この小暑になっても梅雨に入らない場合は、梅雨入りの発表は特定できず、四国地方、北陸地方、近畿地方などでは「梅雨入りなし」となることがあります。
この様に季節をあらわすひとつが、小暑の由来になります。
小暑期間の七十二候
二十四節気を約5日ずつ3つに分けた七十二候では、
気象の動きや動植物の変化を教えてくれます。
【初侯】7月7日~11日頃
温風至(おんぷういたる・あつかぜいたる):暖かい風が吹いて来る
意味:暖かい風が吹いてくる時期
【次候】7月12日~16日頃
蓮始開(はすはじめてはなさく):蓮の花が開き始める
意味:蓮が花を咲かす頃
【末候】7月17日~22日頃
鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす) : タカの幼鳥が飛ぶことを覚える
意味:鷹の雛(ヒナ)が巣立ちの準備をする頃。飛び方や獲物の捕り方を覚える時期
暑中見舞いの時期
暑中見舞いを出す時期は諸説あります。
その中のひとつは、暑中の期間(小暑から立秋の前日の約1ヶ月)、つまりは小暑日から始まるという説です。
もうひとつは、夏の土用(立秋前日までの約18日間)とする説です。
さらには、この条件に梅雨明け以降を加える説もあります。
共通しているのは、終了時期が立秋の前日という事だけです。
この立秋を基準に残暑見舞いに変わります。
今年2018年の立秋は8月7日です。
暑中見舞いは本来、1年で最も暑い時期に、相手の健康を気づかって訪問をする事や手紙、ハガキ、贈り物をする事です。
特に手紙やハガキは、ポストに入れてから到着するまでに日数がかかります。
立秋が基準ですので気を付けて下さい。
【暑中お見舞い申し上げます】
暑中見舞いの書き方
暑中見舞いは他の手紙と違って、拝啓(頭語)や敬具(結語)は使いません。
ビジネスにおいても、省略するのが慣例です。
手紙の書き出しに大きめに、「暑中お見舞い申し上げます。」と書きます。
その後に「梅雨も明け~いかがお過ごしでしょうか?」と続きます。
次に自分の近況報告もしくはお中元などのお礼を書き、相手の健康を気づかう言葉に続きます。
最後の日付は、『平成〇〇年 盛夏』と書くのが慣例です。
暑中見舞いのはがき
日本郵便では、暑中見舞いと残暑見舞いに使える夏限定のくじ付きはがきを販売しています。
【販売期間】
2018年6月1日(金)~2018年8月24日(金)
【くじの商品】
・10万本に3本の確率で、現金1万円が当たる現金賞!
・10万本に5本の確率で、QUOカード2000円分またはふるさと小包2000円相当が当たる選べる賞!
・1万本に5本の確率で、62円郵便切手×10枚が当たる切手賞!
くじの抽選日は2018年9月3日(月)になります。
あとがき
小暑は、特に決まった習慣や食べ物がある訳でも無く、七夕と比べると影が薄い印象です。
しかし夏をお知らせする大切な日でもあります。
本格的に暑くなり体調を崩しやすい時期です。
どうかご自愛ください。