大雪の意味と由来とは?2018年はいつ?食べ物やイベントは何?

この記事で紹介する大雪は、雪がたくさん降る意味の大雪(おおゆき)ではありません。

季節をあらわす言葉の「大雪」です。

読み方は、北海道の大雪山と同じ「たいせつ」と読みます。

豪雪では無い「大雪」とは、あまり聞き慣れない言葉ですよね。

そこで、今回は

・大雪2018年はいつ
・大雪の意味や由来
・食べ物やイベント

についてまとめました。

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大雪2018年はいつ?

日本では太陽の黄経(太陽が1年で動く経路の座標)が、255度になった日が大雪(たいせつ)です。

小雪は毎年12月7日頃に訪れ、今年2018年は12月7日(金)です。

大雪は年によって前後しますが、2027年までは12月7日が続きます。

2028年以降は6日、7日、8日のいずれかになります。

ちなみに12月7日以外になった年は、1987年が12月8日でした。

また大雪は期間としての意味もあります。

大雪は※二十四節気(にじゅうしせっき)で見ると、立春から始まり21番目の期間となり、小雪(しょうせつ)と冬至(とうじ)の間にあります。
前の節気小雪も「こゆき」とは呼ばすに「しょうせつ」と読みます。
※二十四節気:1年を24等分して季節をあらわす暦

この様に期間をあらわす時は、大雪から冬至の前日までの約15日間になります。

今年2018年は12月7日~12月21日

大雪の意味や由来

大雪は、大きい雪と書いてある通り「雪が激しく降り始めるころ」という意味があります。

北海道はもちろん、北日本の日本海側では平野部でも大雪に警戒が必要です。

よくニュースで「一晩で〇〇cmの積雪が~」「強い寒波が~」などと聞くのもこの頃です。

また、この辺りで多くのスキー場がオープンします。

1787年に出版された暦について書いてある書物『こよみ便覧』には「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と記されています。

簡単に言うと「雪がいよいよ降り積もる時期」という意味になります。

この様に季節をあらわす二十四節気のひとつが、大雪の由来になります。

大雪期間の七十二候

二十四節気を約5日ずつ3つに分けた七十二候では、
気象の動きや動植物の変化を教えてくれます。

【初侯】12月7日~11日頃

閉塞成冬(そらさむくふゆとなる):天地の気が塞がって冬となる

意味:天地の気が塞がって冬が訪れる頃

暦の上で冬は立冬(11月7日頃)から始まりますが、雪が降り積もると本格的に冬が到来したと感じます。

【次候】12月12日~16日頃

熊蟄穴(くまあなにこもる):熊が冬眠のために穴にこもる

意味:熊が冬眠(冬ごもり)する頃

熊は食べ物の確保が難しい冬場を越すために、秋にエネルギーを蓄えます。

冬眠中は一切の食事、排便を行いませんが、メスは冬眠中に出産、授乳をします。

動物園やクマ牧場で飼育中の熊が冬眠しないのは、食べ物を定期的に与えられている為、食べ物に困らないからです。

しかし、一部の動物園では、本来の野生の姿を紹介するために、飼育中の熊を冬眠させます。

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【末候】12月17日~21日頃

鱖魚群(さけのおむらがる):鮭が群がり川を上る

意味:鮭が産卵のため自分が生まれた川に遡上(そじょう)する頃

鮭をくわえた熊の置物があるように、実際には熊が冬眠する前(秋)頃から鮭は遡上します。

川を遡上する鮭を「秋味」と呼び、秋の味覚の代表です。

大雪の食べ物

大雪には残念ながら、冬至のカボチャみたいに、この日だからこれを食べるといったような決まった食べ物はありません。

しかし、この頃は冬に旬を迎えるがたくさんあります。

一番のオススメは、魚へんに師走(しわす:12月のこと)の「師」と書いた『鰤(ブリ)』です。

この時期のブリは「寒ブリ」と呼ばれ、富山県の「氷見寒ブリ」が有名です。

脂がのって丸々と太ったブリは、お刺身、煮付け、アラ汁、ブリ大根など、どんな料理でも楽しめます。

ブリ大根に使う大根もこの時期が旬の野菜です。

また、鍋料理にオススメのタラは、おなかいっぱい食べるという意味でつかう「たらふく(鱈腹)」の語源になったといわれています。

この他にもアンコウはアンコウ鍋、イナダハマチはお刺身、キンキキンメダイは煮つけ、フグはしゃぶしゃぶなど様々な料理で楽しむことができます。

大雪のイベント

コチラも残念ながら小雪の日に行うイベントや風習はありません。

しかし、大雪の時期には大切なイベント?があります。

1年間お世話になった方々に対して、感謝の気持ちを贈る行事(習慣)です。

お歳暮

お歳暮を贈る時期は12月13日~12月20日頃です。

遅くても25日頃までに届くようにします。

最近は早めに贈る人もいますが、12月13日は「正月事始め(しょうがつごとはじめ)の日」と呼ばれ、この日から贈るのが慣わしです。

大雪(たいせつ)の時期は、大雪(おおゆき)が降ることもありますので、余裕をもって準備をしましょう!

年賀状

最近はメールやLINE(ライン)、SNSの普及で年賀状を出さない人も増えていますが、年賀状を出す人は年末に慌てて書かなくても良いようにしましょう!

年賀はがき引き受け開始日は毎年12月15日からとなっています。

ちなみに2019年の干支は「亥(いのしし)」です。

ついでに言うと、2018年に書く年賀はがきは平成最後の年賀はがきです。

あとがき

大雪の意味や由来はいかがでしたか。

年末の慌ただしさやお正月の準備など忙しい時期ですね。

大雪が降って、慌てなくても良いようにしっかり準備しましょう!

最近では、この時期になると「ふるさと納税」が話題になります。

クリスマスや大晦日、お正月に向けてお肉などの高級食材が人気です!

こちらも間に合うように早めに準備をした方が良さそうですね。

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