小雪という文字を見ると、女優の小雪さんや少しの雪を連想する人が多いと思います。
すみません。この記事では「こゆき」ではなく「しょうせつ」について紹介します。
文学の「小説」や雪を消す「消雪」ではなく、季節をあらわす言葉の「小雪」です。
あまり聞いたことがない言葉ですよね。
そこで、今回は
・小雪2018年はいつ
・小雪の意味や由来
・食べ物やイベント
についてまとめました。
小雪2018年はいつ?
日本では太陽の黄経(太陽が1年で動く経路の座標)が、240度になった日を小雪(しょうせつ)としています。
小雪は毎年11月22日頃に訪れ、今年2018年は11月22日(木)です。
小雪は年によっては前後します。
最近で前後した年は、2015年が11月23日でした。
2016年~2051年までは11月22日が続きますが、2052年以降は21日、22日、23日のいずれかになります。
また小雪は期間としての意味もあります。
小雪は※二十四節気(にじゅうしせっき)で見ると、立春から始まり20番目の期間となり、立冬(りっとう)と大雪(たいせつ)の間にあります。
次の節気大雪も「おおゆき」とは呼ばすに「たいせつ」と読みます。
※二十四節気:1年を24等分して季節をあらわす暦
この様に期間をあらわす時は、小雪から大雪の前日までの約15日間になります。
今年2018年は11月22日~12月6日
小雪の意味や由来
小雪は、小さい雪と書いてある通り「わずかながら雪が降り始めるころ」という意味があります。
地域にもよりますが、初雪が観測されるのもこの時期ですね。
山では雪が積もりはじめ、オープンが早いスキー場は、小雪の週末や勤労感謝の日(11月23日)辺りで滑りはじめることができます。
スキーやスノーボードをする人は、ワクワクし始めるのではないでしょうか?
1787年に出版された暦について書いてある書物『こよみ便覧』には「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と記されています。
簡単に言うと「冷えてきたため雨が雪になって降りだす頃」という意味になります。
この様に季節をあらわす二十四節気のひとつが、小雪の由来になります。
小雪期間の七十二候
二十四節気を約5日ずつ3つに分けた七十二候では、
気象の動きや動植物の変化を教えてくれます。
【初侯】11月22日~26日頃
虹蔵不見(にじかくれてみえず):虹を見かけなくなる
意味:曇り空が多くなり、虹をみかけなくなる頃
【次候】11月27日~12月1日頃
朔風払葉(きたかぜこのはをはらう):北風が木の葉を払い除ける
意味:北風が木の葉を落とす頃
朔風(さくふう)は北風(木枯らし)のことです。
【末候】12月2日~6日頃
橘始黄(たちばなはじめてきばむ):橘の実が黄色くなり始める
意味:柑橘(かんきつ)の実が黄色くなり始める頃
小雪の食べ物
小雪には残念ながら、冬至のカボチャみたいに、この日だからこれを食べるといったような決まった食べ物はありません。
しかし、この頃は体が温まる料理にピッタリの冬野菜が旬を迎えます。
おでんには大根、シチューにはニンジンやブロッコリー、カリフラワー、鍋料理には白菜や春菊、長ネギなど旬の野菜がオススメです!
長野県りんごの日
小雪は11月23日になる年もありますが、11月22日には「長野県りんごの日」といった記念日があります。
長野県産りんごの代表的な銘柄といったら「ふじ」です。
11と22を「いいふじ」と読む語呂合わせで11月22日が記念日になっていますが、ちょうどこの頃が旬です。
全国2位の生産量を誇る長野県産りんごの美味しさをアピールすることを目的としています。
小雪のイベント
コチラも残念ながら小雪の日に行うイベントや風習はありません。
では、また語呂合わせで記念日を紹介します!
いい夫婦の日
こちらも11と22を「いい夫婦」と読む語呂合わせで11月22日が記念日になっています。
日本中の夫婦によりいっそう素敵な関係を築いてもらいたいとの想いから「いい夫婦の日」をすすめる会が制定しました。
ちなみに、いい夫婦の日パートナー・オブ・ザ・イヤーに女優の小雪さんと俳優の松山ケンイチさん夫妻は選ばれたことがありません。
話がそれてしまいましたが、この日は全国で行われる「夫婦ボウリング大会」やNPO法人東京都ウオーキング協会が主催する「いい夫婦記念ウォーク」などがあります。
もしかしたら素敵な商品が当たるかもしれません。
あとがき
小雪の意味や由来はいかがでしたか。
雪が降り始める日の目安となる大切な日ですね。
雪が降る地方の人は、雪が降る前にタイヤ交換する目安にしてください。
近年は小雪(こゆき)だと思っていたら大雪になることもあります。
慌ててタイヤ交換しなくても良いように早めの冬支度をしましょう!