卒園式の祝辞の書き方!時間は何分程度?文字数はどのくらいが良いの?

卒園式シーズンが近づいてくると、子どもも親もそわそわしたり、成長が嬉しい反面、新しい環境への不安があったりしますよね。

卒園式で祝辞を述べて欲しいとお願いされた場合、どのような内容で話をするのが良いか、時間はどの程度で、文字数的にはどのくらいが良いかなど卒園式の祝辞に関して簡単にお教えします。

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卒園式の祝辞は簡潔に!わかりやすく!

卒園式の主役は、もちろん子ども達です。普段よりも素敵な格好をして、親や先生が見守る中、ドキドキの時間を過ごしています。

園長先生や担任の先生からのお話もある卒園式では、子どもたちの集中力が無くならないためにも祝辞は簡潔にしましょう。

そして、子ども達にも伝わるような簡単な言葉でお話するのが良いですね。

そもそも「祝辞」と「謝辞」の違いは何?

祝辞と同じくらいよく聞く言葉で「謝辞」というものがあります。この二つ、似ているようで実はどの立場から話をするのかによって使い分けています。

まず、祝辞は園の代表や来賓の人が卒園生や保護者に向けてお祝いの言葉を述べることをいいます。

謝辞は保護者の代表が先生方への感謝の言葉を述べることをさしていて、謝辞とは立場が違うのです。

今回は「祝辞」に関してのお話なので、卒園児や保護者に向けてお祝いをする立場になったら、ということで進めていきますね。

伝えたい事柄を書き出して、子どもがわかりやすい言葉か確認する

どうしても卒園式という場では堅苦しい言葉を使いがちになってしまいますが、せっかくの祝辞が子どもに理解できない難しいものだと、勿体無いですよね。

まずは、自分がどのようなことを伝えたいのか書き出し、子どもに普段話しかけるような言葉かどうかを確認しましょう。

祝辞は3~5分の間にまとめて、500~700文字前後に

卒園式の雰囲気に子ども達も緊張しているはずですが、時間が長引いてしまうと、緊張の糸が切れ、途端に集中力がなくなってしまいます。

子ども達が気持ちを切り替えて話を聞けるような長さは、長くても3~5分程度です。

具体的な文字数としては、500~700文字前後になります。

園長先生や担任の先生からのお話はそれなりに長めになるので、祝辞を述べる際は子ども達が集中して聞ける時間内におさめるようにしましょう。

祝辞の構成を考える

子どもにも理解しやすい言葉で簡潔に、という点を踏まえた上で、祝辞の構成を考えましょう。祝辞は、卒園児やその保護者に向けて述べるものです。

立場によってはそれにプラスして園への言葉を述べることもあります。

自分の立場はどのようなものかによって、内容が少し変わってくるということを頭の隅に入れておくと良いでしょう。

1.卒園児に向けてのお祝い、激励

まずは、卒園児に向けて「卒園おめでとう」という言葉を述べるのが良いですね。

また、これから過ごすことになる学校への楽しさが溢れるような言葉掛けもあると、子ども達は新しい環境でも頑張ろう!という気持ちになることができます。

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子ども達が主役の卒園式なので、必ず一番はじめにお祝いと激励を述べましょう。

2.保護者達へのお祝いの言葉

卒園式を無事に迎えることができて一番ホッとしているのは、もしかしたら保護者の方達かもしれません。

初めは泣いてばかりいた我が子が、素敵な格好をして背筋を伸ばして卒園式に参加している姿を見ると、涙が溢れてくるものです。ここまで立派に育て上げた保護者の方にも、お祝いの言葉は必須です。

この園で子育てを支えてもらってよかった、と思ってもらえるようなお祝いの言葉を考えられると良いでしょう。

3.園の先生たちへお祝いの言葉、感謝の言葉

この先生達へのお祝いの言葉や感謝の言葉は、立場によって述べるか否かが分かれます

もし、述べるのが必要な立場の場合は最後に一言入れておきましょう。基本的に祝辞は卒園児とその保護者への言葉がメインになってくるので、あまり長々とならないように注意してくださいね。

卒園式当日!祝辞はどのように述べるのが良い?

頭を悩ませて考えた祝辞ですが、卒園式の場になると緊張してうまく話ができないこともありますよね。せっかくの祝辞をたくさんの人に聞いてもらうためにも、話し方に少し工夫をしてみましょう!

子どもが聞き取れるように「ゆっくり」「ハキハキ」と話す

どうしても緊張してしまうと、声が小さくなってしまったり早口になってしまいますよね。まずは、深呼吸を一つしてから、ゆっくりと話しはじめましょう。

早口になってしまうと、子ども達も聞き流してしまい頭の中に入ってきません。

「こんにちは!」と元気よく挨拶をしたら、子ども達からも「こんにちは!」と元気な挨拶が返ってくるはずです。

声が小さかったら「あれ、緊張していて元気がないかな?もう一度聞いてみようかな?」など、子どもが話を聞く体制になれるような声かけをしてみましょう。

子どもたちに質問を投げかけてみる

祝辞の内容の中に、子ども達は簡単な質問を投げかける文章を入れておくと、子ども達と会話のキャッチボールをしながら祝辞を述べることができるのでオススメです。

例えば「小学校で楽しみな勉強は何かな?」「幼稚園で楽しかったことは何がありましたか?」など、子どもが簡単に答えられるような質問を投げかけると、子どもたちからもポツポツと声が上がりますよ。

焦らず子どもたちの表情を見渡す

祝辞を述べているときは、卒園式会場にいる全ての人が自分を見ていることになります。緊張して当たり前です。

ですが、祝辞を述べる場所から見る景色は、普段見ることのできないものですよね。

緊張した面持ちでまっすぐと前を見据える将来を担った子どもたち、成長を優しく時に厳しく見守った保護者や園の先生方。その表情をよく見て話をすると、不思議と気持ちが落ち着くかもしれません。

祝辞の紙を見つめるだけでなく、普段見ることのできない子ども達や保護者の表情を見渡して、落ち着いて述べることができるはずですよ。

まとめ

卒園式の祝辞に関してのお話を簡単にしてきましたが参考になりましたか?卒園式という普段とは違った雰囲気の場では、子どもだけでなく大人も緊張するものです。

せっかく祝辞を述べることになったのなら、子ども達や保護者の方への言葉をわかりやすく伝えることを意識しましょう。

難しい言葉なんて使わなくて良いのです。誰にでもわかるような簡単で優しい言葉を使って、自分の気持ちを述べることができると良いですね。

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